調神社・つきじんじゃ(さいたま市浦和区)

調神社は、「つきじんじゃ」と読み、埼玉県浦和区の浦和駅西口から徒歩で参拝できる場所にあります。

調神社は、平安時代の全国の神社名簿である「延喜式神名帳」に掲載されている古刹です。現在の社殿は1859年竣工とされています。地元では「つきのみや」との愛称で呼ばれています。鳥居のない神社として有名で、狛犬ではなく兎が置かれているのも全国的に珍しい風景となっています。

調神社(つきじんじゃ)の歴史と特徴

調神社(つきじんじゃ)の歴史と特徴

調神社は、地元で「つきのみや」と愛称されており、鳥居のない神社として知られています。この神社は、南北朝時代の1337年に足利尊氏が一色範行に命じて荒廃した社殿を復興させたことに始まります。その後、1590年の小田原兵乱で焼失しましたが、徳川家康の関東入部後から江戸時代初期にかけて再建されました。現在の社殿は1859年に完成し、総欅の権現造りで、一代前の本殿も境内末社の稲荷社本殿として現存しています。

調神社(つきじんじゃ)の御祭神と御由緒

うさぎの神社

調神社の御祭神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)、豊宇気姫命(とようけひめのみこと)、素盞嗚尊(すさのおのみこと)です。「調宮縁起」によると、この神社は約2000年前の第10代崇神天皇の勅命により創建されました。伊勢神宮へ納める貢物の初穂を納めた倉庫群の中に造営されたため、鳥居がないと伝えられています。また、調(つき)の名が月と同じ読みであることから、月の動物とされる兎が神の使いとされ、江戸時代には月読社とも呼ばれていました。

調神社(つきじんじゃ)の神様が持つパワーと、最強パワースポットたる理由

天照大御神(あまてらすおおみかみ)は、日本でも最も有名な伊勢神宮に祀られている神様で、スサノオノミコトは天照大神の兄弟です。

豊宇気姫命(とようけびめのみこと)は、瀬織津姫(せおりつひめ)の別名で、川に坐す水の神で、すべての罪を海にながしてくれると言われています。瀬織津姫は神社で祀っていることを隠し違う名前にするようにされ、封印された神様とも言われています。

埼玉県の浦和が発展したのも、このような日本でも最強のパワーを持つ神様に守られて、パワースポットであったことが関係しているかもしれません。

調神社(つきじんじゃ)のご利益

調神社(つきじんじゃ)は、その名の通り「ついてる!」という意味でも縁起が良いですが、祀られている神様のもつパワーを考えると以下のようなご利益があると考えられます。

勝運合格や開運隆盛のご利益

受験生や難関試験に挑戦する方々に、勝運合格や開運隆盛のご利益があるとされています。試験の成功を願う方は、ぜひ参拝をお考えください。

子授けや安産のご利益

出産を控えている妊婦さんや子どもを望むご夫婦には、子授けや安産のご利益があるとされています。家族を願う方々には、参拝がおすすめです。

厄災消除のご利益

最近不運が続いている方や厄年を迎えている方には、厄災を消除するご利益があるとされています。厄払いを希望する方は、ぜひお参りください。

立身出世のご利益

起業を考えている方やキャリアアップを目指す方には、立身出世のご利益があるとされています。仕事での成功を願う方は、参拝をお考えください。

水難防止のご利益

マリンスポーツ愛好家や海に関わる仕事をされている方には、水難防止のご利益があるとされています。海での安全を願う方は、ぜひお参りしましょう。

縁結びのご利益

良縁を願う方や素敵な恋人を探している方には、縁結びのご利益があるとされています。恋愛成就を願う方は、参拝をお考えください。

交通安全のご利益

車や自転車の利用者、歩行者を含む全ての方に、交通安全のご利益があるとされています。安全運転を願う方は、ぜひお参りしましょう。

姫にちなんだお守りの販売

姫にちなんだ特別なお守りも販売されています。興味のある方は、購入を検討してみてはいかがでしょうか。

社頭風致と主な行事

神域は約1万2千平方メートルで、数百年のイチョウやケヤキ、ムクなどが鎮守の杜を形成しています。主な行事としては、1月1日の歳旦祭、2月3日の節分祭、4月3日の春祭、6月30日の大祓式、7月19日の神幸祭、7月20日の例祭、11月23日の秋祭、12月12日の大歳市祭(十二日まち)などがあります。

埼玉県浦和区の調神社(つきじんじゃ)へのアクセス情報

調神社はJR「浦和駅」西口より徒歩10分の場所にあります。ご神前での参拝は24時間可能で、祈祷斎行時間は9:00〜16:00(随時受付・随時奉仕)です。車でアクセスする場合には無料駐車場がありましたが封鎖されている可能性があります。

調神社について、訪問者の感想や体験に基づくコメントや口コミ

  1. うさぎの神社: 多くの口コミで、狛犬の代わりにうさぎがいることが特徴的として挙げられています。入口や手水場にもうさぎの彫刻があり、訪問者に癒しを提供しています。なぜうさぎなのかについては諸説ありますが、「調」を「つき」と読むことからも、「月」に由来し、月の象徴として描かれることの多いうさぎが狛犬の代わりの神様の守護を担っているのではないかと言われます。
  2. 歴史と由緒: 調神社は約2000年前に創建されたとされ、天照大神などを祭神としています。また、社名は伊勢神宮に献上する調物(みつぎもの)に由来し、鳥居がない理由も調物の搬出入の妨げになるためとされています。
  3. 年中行事: 「十二日市(じゅうにんちまち)」などの年中行事が大変な賑わいを見せ、地元の方々に親しまれていることが口コミから伺えます。
  4. 静かで落ち着く雰囲気: 訪問者は神社の静かで落ち着いた雰囲気を高く評価しており、癒しのスポットとしての側面も強調されています。
  5. 御朱印に関する注意: 御朱印を求める際には、お寺の御朱印帳ではなく、神社専用の御朱印帳を用意する必要があるとの情報もあります。

 

 

参考:調神社 | スポット一覧 | VISIT SAITAMA CITY(さいたま市公式観光ガイド)

 

調神社の情報

こちらは調神社の基本情報です。実際の情報と異なる可能性がありますので、詳しくは公式サイトなどでご確認ください。


名称 調神社
読み方 つきじんじゃ
所在地 埼玉県さいたま市浦和区岸町3-17-25
電話番号 048-822-2254
営業時間 9:00〜16:00 ※ご神前での参拝は常時開放
定休日 なし
アクセス

電車・最寄駅

JR「浦和駅」下車 徒歩約10分


車でのアクセス

東北自動車道「岩槻」ICより約20分

048-822-2254
駐車場 神社の無料駐車場は閉鎖されている可能性あり
公式 調神社のオフィシャル(公式)サイト
バリアフリー
備考 無料


この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう