竹寺(たけでら)は飯能市南にある寺で、正式には医王山薬寿院八王寺といいます。天安元年(857年)に慈覚大師の縁起で開かれたと伝わる古刹ですが、この寺がほかと大きく違うのは、本尊が牛頭天王(ごずてんのう)であることです。
東日本で唯一、神仏習合の姿が残る
牛頭天王は神仏習合の神で、本地仏を薬師如来とします。明治の神仏分離でほとんどの寺社がどちらかに整理されたなか、竹寺は神仏習合の姿をそのまま残す東日本唯一の遺構とされています。地元では「天王さま」と呼ばれてきました。
本殿には木造の牛頭天王坐像が祀られています。右手に斧、左手に索を持つ姿で、脇に八人の童子(八王子)を従えます。この像は12年に一度、丑年にのみ開扉される秘仏で、次回の御開帳は2033年です。
本殿は平成11年(1999年)に焼失し、平成15年(2003年)に再建されました。
鳥居に茅の輪がある
竹寺のもうひとつの特徴が、本殿の登り口にある鳥居に古伝の茅の輪が掛かっていることです。寺に鳥居があり、そこに茅の輪がある。この一点だけでも、ここが普通の寺ではないと分かります。輪をくぐって心身の清浄を願うのが参拝の作法です。
境内では蘇民将来の護符も授与されています。武蔵野三十三観音霊場の三十三番結願所、霊峰二山飯能七福神の九番所、そして「奥武蔵俳句寺」としても知られています。
竹林に囲まれた境内には、市指定天然記念物の樹齢400年の高野槙があります。
紅葉の時期
竹寺の紅葉の見頃は公式には発表されていません。奥武蔵の山あいは例年11月中旬から下旬に色づくため、これが目安になります。竹林の緑と紅葉が同じ画面に入るのが、この寺の秋の景色です。
精進料理は要予約
竹寺では精進料理をいただけます。要予約で、内容は3種類です。
- 約9品:3,300円(税込)
- 約15品:5,500円(税込)
- 約18品:6,600円(税込)
食事の時間枠は11:30/12:00/12:30/13:00/13:30から選びます。予約は公式サイトのフォームから。キャンセルは2日前まで(前日・当日はキャンセル料がかかる場合があります)。地元の銘酒「天覧山」が付き、住職の法話も添えられます。蕎麦アレルギーの方はうどんに変更できます。
食事を予約した方には、飯能駅・東飯能駅からの往復送迎(有料)があります。アクセスが難しい寺なので、これを利用するのが現実的な選択肢です。
アクセスは簡単ではありません
竹寺は山の中にあり、公共交通では行きにくい場所です。
- タクシー:飯能駅・東飯能駅から約30分(約17km、約6,500円)
- バス+徒歩:飯能駅北口から国際興業バス「中沢」下車、徒歩40分
- 食事予約者向け:バス「赤工」下車、セブンイレブンの駐車場から無料送迎
- 車:圏央道「狭山日高IC」から約55分。県道28号→70号→350号を経て八王寺林道へ
駐車場は乗用車20台分で、中型バスも駐車できます。林道区間があるため、山道の運転に慣れていない場合は送迎付きの食事予約か、タクシーを検討してください。
参拝の時間
- 参拝:9:00〜17:00
- 食事:11:00〜15:00(電話受付は9:00〜16:00)
- 定休日:不定休
拝観料については公式に案内がないため、事前に電話(042-977-0108)で確認してください。
同じ日に回れる場所
同じ奥武蔵の山中に子ノ権現(天龍寺)があり、竹寺と子ノ権現を結ぶハイキングコースが整備されています。麓に下りれば能仁寺、天覧山、飯能河原があり、いずれも飯能駅周辺です。
所在地:埼玉県飯能市南704。お問い合わせ:042-977-0108。
竹寺の情報
こちらは竹寺の基本情報です。実際の情報と異なる可能性がありますので、詳しくは公式サイトなどでご確認ください。
| 名称 | 竹寺 |
| 読み方 | たけでら |
| 所在地 | 埼玉県飯能市南704 |
| 電話番号 | 042-977-0108 |
| 営業時間 | 常時開放 |
| 定休日 | 不定休 |
| アクセス | 電車・最寄駅 西武池袋線「飯能駅」北口下車 国際興業バス中沢行き終点より徒歩約40分 西武池袋線「飯能駅」北口下車 国際興業バス名栗行き小殿より徒歩約50分 車でのアクセス 首都圏中央連絡自動車道「狭山日高」ICより飯能市内経由約60分 042-977-0108 |
| 駐車場 | 公式 | 竹寺のオフィシャル(公式)サイト |
| バリアフリー | |
| 備考 | 拝観料は公式に記載がないため本文で金額を書いていません(イベント時の800円は通常拝観料ではありません)。紅葉の見頃も公式情報がないため奥武蔵の目安として記載。精進料理が通年か春秋限定かは公式間で表現が異なるため要確認(042-977-0108)。 |


