能仁寺(のうにんじ)は飯能市飯能にある曹洞宗の寺院です。正式には武陽山 能仁寺。文亀元年(1501)の創建で、本尊は毘蘆遮那仏。別名「スポーツ寺」とも呼ばれます。
飯能駅から歩いて行ける距離にありながら、名園と紅葉と山が揃っている寺です。
池泉鑑賞蓬莱庭園——日本名園百選
能仁寺の核心は本堂北庭の「池泉鑑賞蓬莱庭園」です。公式サイトは「日本名園百選に入っております」と明記しています。
築山、亀島、鶴島、石橋、洞窟などを備え、池は底部がすべて20cm前後の玉石で固められているという手の込んだ造り。幾多の傑出した手法と造形から桃山時代の作庭と推定されています。面積は324坪。1973年に市指定文化財になりました。
- 庭園及び本堂拝観料:300円(お一人様。値上げされていません)
- 境内は無料
「300円から値上がりしたのでは」と心配する必要はありません。公式サイトも飯能市観光協会も300円としています。
紅葉の見頃は11月下旬から12月上旬
能仁寺は飯能の紅葉の名所です。見頃について、飯能市観光協会は「11月下旬〜12月上旬」としています。
「11月中旬〜下旬」と書いている情報もありますが、それでは少し早い可能性があります。11月下旬から12月上旬を目安に計画してください。
背後には名勝「天覧山」が控えており、公式サイトは「大正十一年(1922)埼玉県が初めて指定した名勝」と記しています。埼玉県が最初に指定した名勝というのは興味深い事実です。
なお「能仁寺紅葉まつり」や紅葉の特別拝観・ライトアップについては、公式の年中行事にも飯能市観光協会の紅葉情報にも記載が見当たりませんでした。静かに庭と紅葉を見る寺と考えておくのがよさそうです。
天覧山の登山口です
能仁寺は天覧山への登山口でもあります。天覧山は低山ですが、山頂からは飯能の市街と奥武蔵の山並みが見渡せます。
紅葉の時期に能仁寺の庭園を拝観してから天覧山に登るという組み合わせが、飯能の秋の定番コースです。さらに天覧山から多峯主山(とうのすやま)へ縦走するコースもあります。
飯能戦争で焼けた寺
能仁寺には重い歴史があります。慶応4年(1868)5月、飯能戦争の本陣となり、宝物や古文書の多くを消失しました。
飯能戦争は、幕府side の振武軍が新政府軍と戦った戦闘です。能仁寺に本陣が置かれたことで、寺そのものが戦場になりました。現在の本堂は昭和11年(1936年)の再建です。
すぐ近くには、飯能戦争で戦死した振武軍の墓もあります。静かな名園の寺が、150年前には戦場だったという事実を知って訪れると、見え方が変わります。
年中行事
- 1月1日〜3日 大般若祈祷会
- 2月3日 節分会
- 3月21日 彼岸会中日法要/4月8日 釈尊降誕会
- 4月18日 開運青不動明王縁日
- 5月23日 水子地蔵尊供養法要/8月13〜15日 盂蘭盆会
- 9月23日 彼岸会中日法要/9月29日 両祖忌・開山忌法要
- 12月1日〜3日 八接心会/12月8日 成道会
- 12月31日 歳末諷経・除夜の鐘
また坐禅会が毎週日曜9:00〜12:00に行われています。
初詣については、12月31日の除夜の鐘と、1月1日〜3日の大般若祈祷会が例年の内容です。令和9年正月の個別の告知は未発表です。
参拝の実務
- 拝観時間:9:00〜17:00(冬期は〜16:00)※飯能市観光協会の記載。情報源によって「9:00〜16:00」とするものもあります
- 庭園及び本堂拝観料:300円。境内は無料
- 駐車場:あり(「前向き駐車」との注記があります)
- 御朱印:あり(直書き対応、御朱印帳の販売あり、郵送不可)。料金・受付時間は未確認
- アクセス:西武池袋線「飯能駅」北口から徒歩約20分、またはバス「天覧山下」下車 徒歩5分
なお公式サイトのお知らせに「感染症対策のため、拝観時立ち入りを一部制限している場所もございます」という記載が残っています。更新が止まっている可能性がありますが、気になる方は事前にご確認ください。
同じ日に寄れる近くのスポット
飯能駅から歩いて回れる範囲に、見どころがまとまっています。
- 天覧山:能仁寺の裏から登れます。紅葉と眺望
- 多峯主山(とうのすやま):天覧山から縦走できます。見返り坂、雨乞池
- 飯能市立博物館:飯能の林業と飯能戦争の資料
- 観音寺(白象の寺):飯能駅から徒歩圏。白い象の像が目印
- 子ノ権現 天龍寺(飯能市南):足腰守護。日本一の鉄のわらじ。車で向かう必要があります
- 武蔵越生七福神(越生町):正月に巡拝するなら。飯能駅から八高線で越生へ
能仁寺 → 天覧山 → 多峯主山という半日コースが、飯能の最もわかりやすい歩き方です。紅葉の時期(11月下旬〜12月上旬)なら、庭園の紅葉と山の紅葉を一度に楽しめます。
所在地・お問い合わせ
- 所在地:埼玉県飯能市飯能1329
- 電話:042-973-4128
- 公式サイト:https://noninji.net/(旧 nonin-ji.jp は現在つながりません)
- アクセス:西武池袋線「飯能駅」北口から徒歩約20分/バス「天覧山下」下車 徒歩5分
- 車:首都圏中央連絡自動車道「狭山日高」ICより約15分。駐車場あり
- 庭園及び本堂拝観料:300円(境内は無料)
- 盲導犬の受け入れ:可
※拝観時間は情報源によって異なります(9:00〜17:00/冬期〜16:00とする案内と、9:00〜16:00とする案内があります)。御朱印の料金・受付時間、駐車場の台数も未公表です。事前にお問い合わせください。
能仁寺の情報
こちらは能仁寺の基本情報です。実際の情報と異なる可能性がありますので、詳しくは公式サイトなどでご確認ください。
| 名称 | 能仁寺 |
| 読み方 | のうにんじ |
| 所在地 | 埼玉県飯能市飯能1329 |
| 電話番号 | 042-973-4128 |
| 営業時間 | 9:00〜17:00
※冬季/9:00〜16:00 |
| 定休日 | なし |
| アクセス | 電車・最寄駅 西武池袋線「飯能駅」北口下車 徒歩約20分 車でのアクセス 首都圏中央連絡自動車道「狭山日高」ICより約15分 042-973-4128 |
| 駐車場 | 公式 | 能仁寺のオフィシャル(公式)サイト |
| バリアフリー | |
| 備考 | 【最重要の訂正1】公式サイトのドメインが消滅しています。旧 www.nonin-ji.jp はDNSのAレコードが存在せず接続できません。現行は https://noninji.net/ です。リンク差し替えが必須。/なお、じゃらん・ホトカミが公式として掲載している http://noninji.com/ もドメインパーキング系IPを指し本文が空でした。これも使えません。/【訂正2】紅葉の見頃を「11月下旬〜12月上旬」に直しました。飯能市観光協会の令和7年紅葉情報がこの時期を示しています。/【確認】庭園拝観料は300円で据え置きです(値上げなし)。公式サイトが「お一人様300円を頂戴しております」と明記し、飯能市観光協会も「庭園及び本堂拝観料 ¥300」としています。/「日本名園百選」は公式サイトに明記があるので記述を残しました。庭園名は「池泉鑑賞蓬莱庭園」、面積324坪。旧記事の「300坪をこえる」も間違いではありません。/拝観時間が出典により異なります(飯能市観光協会「9:00〜17:00、冬期は〜16:00」/じゃらん「9:00〜16:00」/るるぶ「9〜16時」)。公式サイトには拝観時間の記載がありません。飯能市観光協会を採用し、要確認としました。/天覧山の標高(旧記事にはないが世の中に出回る197m)は公式・飯能市観光協会のいずれにも記載がないため書いていません。/「能仁寺紅葉まつり」「紅葉の特別拝観」「ライトアップ」は存在を確認できませんでした。書いていません。/御朱印の料金・受付時間、駐車場の台数・料金は不明。/公式サイトのお知らせに「感染症対策のため、拝観時立ち入りを一部制限している場所もございます」が残っています。更新が止まっている可能性があり、制限の現況は要確認。 |


