
川越氷川神社は、川越の総鎮守として「お氷川様」と呼ばれ親しまれてきた神社です。縁結びの社として全国から参拝者が訪れますが、2026年に大きなニュースがありました。
川越氷川神社本殿が国の重要文化財になりました(2026年9月)
これまで埼玉県指定文化財だった本殿が、2026年5月22日の文化審議会答申を経て、2026年9月4日の官報告示で国の重要文化財(建造物)に指定されました。指定の対象は「氷川神社本殿 1棟、附 棟札1枚」です。川越市内の建造物の重要文化財としては6件目にあたります。
この本殿は天保13年(1842)に着工し、嘉永2年(1849)に屋根を葺き、明治3年(1870)の上棟遷宮式で完成しました。完成までに約30年かかっています。唐破風造の向拝を備えた入母屋造で、正面に千鳥破風が付き、屋根は瓦棒銅板葺。幕末から明治初頭の社殿建築の到達点として評価されました。
ネット上の記事はまだ「県指定」と書いているものが大半です(神社の公式サイト内でも境内紹介ページは更新が追いついていません)。2026年秋以降に参拝するなら「国の重要文化財」が正しいと覚えておいてください。
初詣の時間(例年のパターン)
直近の令和8年(2026年)正月は、次の時間で受け付けていました。令和9年の正月分は12月中旬ごろに公式サイトで発表されるので、そちらで最終確認してください。
- 12月25日〜31日:祈願 9:00〜16:00/授与所 〜16:30
- 元日:祈願 0:00〜3:00、6:00〜18:00/授与所 〜19:00
- 1月2日〜3日:祈願 9:00〜18:00/授与所 〜19:00
- 1月4日〜15日:祈願 9:00〜16:30/授与所 〜17:00
- 1月16日以降:祈願 9:00〜16:00/授与所 〜16:30
元日は午前3時から6時までが祈願の休止時間です。深夜に参拝する方はここを避けてください。新年祈願の初穂料は個人5,000円から、法人10,000円から。所要時間は15〜20分ほどです。
駐車場はありません
ここは誤解が多いところです。神社の無料駐車場はありません。公式サイトは「近隣のコインパーキングをご利用ください」と案内しており、初詣の案内でも「公共交通機関をご利用いただくか、お車は近隣の有料駐車場にお停め願います」と明記されています。
ネット上には「第一駐車場300台無料」といった記述が流通していますが、公式の案内と食い違います。車で行くなら、はじめから近隣の有料駐車場を探す前提で計画してください。交通安全祈願を受ける方だけ、祈願の時間分、神社裏の大栄パークが無料になります。
良縁祈願祭と縁結び玉
縁結び玉は、身を清めた巫女が本殿前の玉砂利を一つひとつ拾い集め、麻の網に包んで神職が毎朝お祓いしたものです。
公式サイトに受け方が明記されているのは「良縁祈願祭」で、毎月8日と第4土曜日の月2回、午前8時8分から斎行されます。受付は午前7時50分まで。社務所前の机で申込書に記入し、初穂料を納めて番号札を受け取る流れです。授与品には縁結び玉のほか、縁結守・絵馬・おふだ立て・延寿箸・お供物などが含まれます。
なお「毎朝8時に20体限定で無料配布」という情報もよく見かけますが、これは公式サイトに記載がありません。確実に受けたい方は、公式に案内のある良縁祈願祭を狙うか、事前に電話で確認してください。
鯛みくじと縁むすび風鈴
釣り竿で釣り上げる鯛みくじは1匹300円。「一年安鯛(あんたい)みくじ」と「あい鯛みくじ」の2種類があり、季節限定色も出ます。新緑の常盤木・萌木、紫陽花の藤色・薄藤色、清夏の水色・白、紅葉の橙・朱・黄、そして正月限定の黒。新成人向けには、すべて大吉という「将来安鯛みくじ」も用意されています。
夏の名物「縁むすび風鈴」は2026年も6月27日から9月6日まで開催されました。終了したわけではありません。2027年の日程は未発表です。
川越まつりとの関係
川越まつり(川越氷川祭の山車行事)は、氷川神社が10月14日に執り行う例大祭を根源とし、その直後の神幸祭と山車行事から成り立っています。山車行事は国の重要無形民俗文化財(平成17年)であり、ユネスコ無形文化遺産(平成28年)にも登録されています。
令和8年(2026年)は、例大祭10月14日(水)11時、神幸祭10月17日(土)13時、そして10月18日(日)13:30〜16:30に本殿彫刻の特別拝観が行われます。国の重要文化財になった本殿の彫刻を近くで見られる貴重な機会です。
境内の見どころ
- 大鳥居:高さ約15メートル。公式サイトが「木製の鳥居としては日本一の大きさ」と記しています。扁額は勝海舟の筆
- 御神木:樹齢600年を超えるケヤキ。2本のケヤキを8の字に回る作法が伝わります
- 絵馬トンネル:奉納された絵馬がトンネル状に連なります
- 八坂神社社殿:こちらは埼玉県指定有形文化財です
毎月1日と15日には月次祭が行われます。なお、おふだ・お守りの郵送は行っていないため、直接の参拝が必要です。
川越氷川神社のご祭神
主祭神は素盞嗚尊(スサノオノミコト)。その妃である奇稲田姫命(クシイナダヒメノミコト)、お二人のお子様といわれ、出雲大社の縁結びの神様としても知られる大己貴命(オオナムチノミコト=オオクニヌシノミコト=大国主命)。さらに、奇稲田姫命のご両親である脚摩乳命(アシナヅチノミコト)と 手摩乳命(テナヅチノミコト)。これらの神々はご家族であり、二組の夫婦神様が含まれていることから、川越氷川神社は「家庭円満・夫婦円満・縁結びの神様」として信仰されています。
同じ日に寄れる近くのスポット
川越の街歩きと組み合わせるのが定番です。
- 川越城本丸御殿(氷川神社から徒歩圏):入館料は一般100円、大学生・高校生50円。月曜・第4金曜・年末年始は休館
- 三芳野神社:本丸御殿の隣。わらべ唄「とおりゃんせ」発祥の地と伝わります。御朱印は氷川神社で扱っているとされます
- 蓮馨寺・成田山川越別院・仙波東照宮:いずれも小江戸の中心部。七福神めぐりと合わせて回れます
- 一番街の蔵造りの町並み・時の鐘・菓子屋横丁:本川越駅側から歩くルートが分かりやすいです
所在地・お問い合わせ
- 所在地:埼玉県川越市宮下町2-11-3
- 電話:049-224-0589
- アクセス:JR・東武東上線「川越駅」から東武バス神明町車庫行「喜多町」下車 徒歩約5分/西武新宿線「本川越駅」から徒歩約20分
- 車:関越自動車道「川越」ICより約15分(神社の駐車場はありません)
- 参拝:境内自由。授与所・御朱印の受付時間は公式に記載がないため、事前にお問い合わせください
※初詣の時間は令和8年正月の実績です。令和9年の正月については12月中旬以降に公式サイトでご確認ください。
川越氷川神社の情報
こちらは川越氷川神社の基本情報です。実際の情報と異なる可能性がありますので、詳しくは公式サイトなどでご確認ください。
| 名称 | 川越氷川神社 |
| 読み方 | かわごえひかわじんじゃ |
| 所在地 | 埼玉県川越市宮下町2-11-5 |
| 電話番号 | 049-224-0551 |
| 営業時間 | 8:00〜18:00 |
| 定休日 | なし |
| アクセス | 電車・最寄駅 ・JR・東武東上線「川越駅」下車 東武バス神明町車庫行「喜多町」より徒歩約5分 ・西武新宿線「本川越駅」下車 徒歩約20分 車でのアクセス 関越自動車道「川越」ICより約15分 049-224-0551 |
| 駐車場 | 無し | 公式 | 川越氷川神社のオフィシャル(公式)サイト |
| バリアフリー | |
| 備考 | 本殿が2026年9月4日の官報告示で国指定重要文化財になりました。旧記事の「県指定」はすべて古い情報です。 公式が「無料駐車場はなし」と明記しています(他サイトに出回る『第一駐車場300台無料』は誤りです)。 |


