
幸手市の北二丁目の浅間神社では、毎年6月30日と7月1日の縁日に「初山」が行われます。初山は、赤ちゃんの額に初山の印を捺して、健康と長寿の願いを込め、疾病の退散を念じる行事です。今も赤ちゃんを抱いて縁起物のネギとウチワと飴を買い求めるお父さん、お母さんの姿で賑わっています。
浅間神社は、富士山信仰を神社におきかえたもので、江戸時代に幸手宿一の豪商であった呉服商長島屋が建立したといわれています。
赤ちゃんが「初めて山に登る」 おでこに赤い神社印
その浅間神社で毎年6月30日と7月1日の両日に行われるのが、初山です。
赤ちゃんが「初めて山に登る」ことから、その名前が付けられたといわれるこの行事では、その年に生まれた赤ちゃんのおでこに赤い神社印(前述した富士山信仰にちなんで富士山が彫り込まれている。)を押して、その健やかな成長を祈ります。
また、お参りした赤ちゃんには、節のない真っ直ぐな人に育つようにとネギ、家庭円満・内輪もめのないようにと団扇、そして登山の際に喉をうるおすためのタンキリアメが授けられます。
毎年、北2丁目の浅間神社では、子(孫)の健やかな成長を願う、多くの家族連れでにぎわいます。なお、両日の午後6時から9時の間、神社前の道路を歩行者天国として開放します。
幸手市の浅間神社以外でも初山がある
幸手市の浅間神社だけでなく、埼玉県の東部地域や千葉県北西部などでは、毎年6月30日と7月1日の縁日の日に浅間神社の分社で初山行事が行われます。
浅間神社の初山の情報
こちらは浅間神社の初山の基本情報です。実際の情報と異なる可能性がありますので、詳しくは公式サイトなどでご確認ください。
名称 | 浅間神社の初山 |
読み方 | せんげんじんじゃの はつやま |
所在地 | 埼玉県幸手市幸手市北2丁目4-28 |
電話番号 | 幸手市観光協会(幸手市役所産業振興課)0480−43−1111 |
営業時間 | 6月30日、7月1日両日とも午前9時から午後9時までです。 |
定休日 | |
アクセス | 電車・最寄駅 ※電車でお越しの場合 東武日光線 幸手駅下車 徒歩約15分 バスでお越しの場合は、朝日バス「五霞町役場行き」に乗車し、浅間神社で下車。下車後目の前に浅間神社があります。 ※車でお越しの場合 幸手市役所の駐車場をご利用ください。市役所から浅間神社まで徒歩5分です。 車でのアクセス 東北自動車道久喜ICより20分 |
駐車場 | 公式 | 浅間神社の初山のオフィシャル(公式)サイト |
バリアフリー | |
備考 | 飴、団扇、ネギ、朱印代のセットで3500円です。 |