清浄寺は、1261年(弘長元年)の創建と伝わる、吉川市内でも指折りの歴史ある寺院です。鎌倉時代から続くこの寺院には、埼玉県指定文化財の「南無仏板碑」が安置されており、歴史・文化に関心のある方にぜひ訪れていただきたいスポットです。
南無仏板碑は、秩父産の青石(緑泥片岩)に「南無仏」と刻まれた禅宗風の碑石です。これは鎌倉時代に中国から渡来した高僧・一山一寧(いっさんいちねい)の手によるものと伝えられています。一山一寧は元(中国)から来日した禅僧で、鎌倉の東慶寺や円覚寺で活躍し、日本の禅宗の発展に大きな影響を与えた人物です。その直筆とされる刻文が残る板碑は、鎌倉時代の仏教文化を今に伝える貴重な遺産として、埼玉県の指定文化財に登録されています。
境内にはもうひとつ見逃せない文化財があります。「西念法師塔」と呼ばれる鎌倉時代の六角形の石塔です。六角形の塔身の上に六角形の屋根が重なる独特の形状をしており、この様式の石塔は関東地方でも珍しく、鎌倉時代の石造美術の特徴をよく示す遺品として高く評価されています。
境内はそれほど広くはありませんが、鎌倉時代から760年以上の歴史を刻んできた静謐な空間が広がっています。境内に入ると日常の喧騒を忘れ、歴史の深みに包まれる感覚を覚えます。境内木々の緑と石造の文化財が織りなす景観は、写真撮影にも映えます。
拝観時間は6時から17時まで(定休日なし)、拝観料は無料です。アクセスはJR武蔵野線「吉川駅」から徒歩約5分と、駅近で便利な立地です。車の場合は常磐自動車道「三郷」インターチェンジから約20分です。駐車場はありませんので、公共交通機関のご利用をおすすめします。詳細は吉川市教育委員会生涯学習課(電話:048-984-3563)へお問い合わせください。歴史的な石造文化財を間近に見ることができる清浄寺は、歴史散策の目的地として吉川市を訪れる方にぜひおすすめしたいスポットです。
清浄寺から徒歩5分圏内にJR吉川駅があるため、駅からの最初の立ち寄りスポットとして非常に便利です。「秩父の青石」と呼ばれる緑泥片岩が吉川まで運ばれてきたという事実は当時の流通・交通の広がりを示す歴史的事実です。境内に安置された文化財の見学の際は、石碑や建物には触れないよう配慮し、次世代に引き継ぐ取り組みにご理解をお願いします。拝観時間は6時から17時まで(定休日なし)、拝観料は無料です。アクセスはJR武蔵野線「吉川駅」から徒歩約5分です。詳細は吉川市教育委員会生涯学習課(電話:048-984-3563)へお問い合わせください。
清浄寺の「南無仏板碑」の制作背景についてもう少し詳しく説明します。板碑(いたび)とは、主に中世(鎌倉〜室町時代)に関東地方を中心に作られた供養塔の一種です。薄い石板を立てて文字や仏像を彫り込んだもので、故人の追善供養や逆修供養(自分の死後のために生前に行う供養)のために建てられました。清浄寺の南無仏板碑は、一山一寧という著名な禅僧に関わるとされる点で、一般の板碑とは異なる歴史的価値を持っています。
一山一寧(1247〜1317年)は元(中国)から1299年に来日した禅僧で、鎌倉幕府の第9代執権・北条貞時の招きで来日しました。最初は間諜(スパイ)の疑いで伊豆に抑留されましたが、その学識と人格が認められ、鎌倉の建長寺・円覚寺などで活躍しました。後醍醐天皇からも深く敬われた高僧で、日本の禅宗の発展に大きな功績を残しました。そのような人物の直筆とされる碑文が、吉川市の小さな寺院に残っているということは、当時の文化的交流の広がりを示す貴重な証です。
境内は見学自由(6時〜17時)で拝観料は無料です。JR吉川駅から徒歩5分という駅近の立地を活かして、気軽に立ち寄ってみてください。
清浄寺の情報
こちらは清浄寺の基本情報です。実際の情報と異なる可能性がありますので、詳しくは公式サイトなどでご確認ください。
| 名称 | 清浄寺 |
| 読み方 | しょうじょうじ |
| 所在地 | 埼玉県吉川市木売2-20-5 |
| 電話番号 | 048-984-3563(吉川市教育委員会生涯学習課) |
| 営業時間 | 6:00〜17:00 |
| 定休日 | なし |
| アクセス | 電車・最寄駅 JR武蔵野線「吉川駅」下車 徒歩約5分 車でのアクセス 常磐自動車道「三郷」OCより約20分 048-984-3563(吉川市教育委員会生涯学習課) |
| 駐車場 | なし | 公式 | 清浄寺のオフィシャル(公式)サイト |
| バリアフリー | |
| 備考 | 無料 |


