高山不動(たかやまふどう)は、飯能市高山にある高貴山常楽院の通称です。白雉5年(654年)の開山と伝わる真言宗の寺で、関東三大不動のひとつに数えられます。標高608mの山中にあり、奥武蔵の尾根道を歩く人が必ず立ち寄る場所です。
大イチョウ「子育て銀杏」
境内でもっともよく知られているのが、埼玉県指定天然記念物の大イチョウです。推定樹齢は約800年。母乳が不足する女性が祈願すると乳の出が良くなったと伝わることから「子育て銀杏」と呼ばれています。
黄葉すると幹の周りが一面の黄色になります。奥武蔵の黄葉は例年11月中旬から下旬が目安ですが、標高があるぶん市街地より早く進みます。イチョウは色づいてから散るまでが短いので、見頃を狙うなら現地の情報をこまめに確認してください。
本堂と国指定重要文化財
本堂は江戸時代後期、1831年の建立で、埼玉県指定文化財です。安置されている軍荼利明王立像(ぐんだりみょうおうりゅうぞう)は像高2.3mで、昭和24年に国の重要文化財に指定されています。不動明王画像も県の指定を受けています。山の上とは思えない規模の伽藍が残っており、参道の石段を登りきったところで視界が開けます。
参道の石段は急角度で幅も狭く、手すりに頼る場面があります。歩きやすい靴で登ってください。
奥の院・関八州見晴台まで30分
高山不動の奥の院は、標高771mの関八州見晴台(かんぱっしゅうみはらしだい)です。高山不動尊から徒歩30分、下りは20分ほど。名前のとおり関東一円を見渡す展望地で、紅葉の時期は足元の斜面が色づきます。ここまでは車道も通じています。
アクセス
公共交通の場合、西武池袋線「西吾野駅」から徒歩で向かいます。飯能市観光協会のコースタイムでは、西吾野駅から間野まで15分、そこから高山不動尊まで100分で、合計約115分です。不動三滝(大滝・白滝・不動滝)を経由するルートもあります。
西吾野駅から高山不動、関八州見晴台を経て吾野駅へ抜ける全周コースは約13.3km、約4時間45分。難易度は「一般」とされています。
車の場合は奥武蔵グリーンライン経由になりますが、道が狭くすれ違いが難しい区間があります。運転に慣れていない方は電車とハイキングを選んだほうが安全です。表参道・北参道の入口付近に数台分の駐車スペースがあります。
周辺のスポット
関八州見晴台のほか、不動三滝、奥武蔵グリーンライン沿いの顔振峠、正丸峠が同じエリアにあります。麓の国道299号沿いには東郷公園(秩父御嶽神社)があり、こちらは11月中旬から下旬に千本のモミジが色づきます。
所在地:埼玉県飯能市高山346。お問い合わせ:042-978-0027。
高山不動の情報
こちらは高山不動の基本情報です。実際の情報と異なる可能性がありますので、詳しくは公式サイトなどでご確認ください。
| 名称 | 高山不動 |
| 読み方 | たかやまふどう |
| 所在地 | 埼玉県飯能市高山346 |
| 電話番号 | 042-974-7900(飯能市観光案内所) |
| 営業時間 | 常時開放 |
| 定休日 | なし |
| アクセス | 電車・最寄駅 西武秩父線「西吾野駅」 徒歩約80分 車でのアクセス 首都圏中央連絡自動車道「狭山日高」ICより約60分 042-974-7900(飯能市観光案内所) |
| 駐車場 | 公式 | 高山不動のオフィシャル(公式)サイト |
| バリアフリー | |
| 備考 | 石段の段数、拝観料、開門時間、トイレの有無は公式情報が確認できないため本文では触れていません。イチョウの樹高・幹周も出典が非公式のため数字を外しています(高山不動尊 042-978-0027)。 |


