埼玉県立さきたま史跡の博物館(行田市)国宝の金錯銘鉄剣が見られる

埼玉県立さきたま史跡の博物館は、行田市のさきたま古墳公園のなかにある博物館です。改修工事による休館は2023年9月から2024年3月末までで、2024年4月2日に再開しています。現在は通常どおり開館しています。

国宝「金錯銘鉄剣」が常時見られます

この博物館の核心が国宝展示室です。稲荷山古墳から出土した金錯銘鉄剣(きんさくめいてっけん)をはじめ、埼玉古墳群の出土品が常時展示されています。

金錯銘鉄剣は、刀身に金象嵌で115文字が刻まれた鉄剣です。「ワカタケル大王」の名が読み取れたことで、5世紀の日本の姿を書き換えた発見として知られています。

国宝指定は「武蔵埼玉稲荷山古墳出土品」として一括で、鉄剣だけでなく勾玉、銀環、画文帯環状乳神獣鏡なども国宝です。将軍山古墳から出土した馬冑(全国で3例のみ)、蛇行状鉄器、銅鋺の実物もこの部屋で見られます。音声ガイドと展示解説動画も用意されています。

利用案内

  • 開館時間:9:00〜16:30(入館受付16:00まで)/7月1日〜8月31日は9:00〜17:00(受付16:30まで)
  • 休館日:月曜日(祝日・振替休日・埼玉県民の日〈11月14日〉を除く)、12月29日〜1月3日、ほか臨時休館

「月曜休館」とだけ覚えていると、祝日の月曜に行かない判断をしてしまいます。祝日と県民の日は開館します。

2026年は11月7日(土)が館内行事のため臨時休館です(本館・将軍山古墳展示館とも)。11月14日の県民の日は開館します。1週間違いなので混同しないでください。

観覧料

個人団体(20名以上)
一般200円120円
高校生・学生100円60円
小・中学生無料無料

中学生以下と、障害者手帳をお持ちの方(付添1名を含む)は無料です。

年間観覧券(年間共通パス)は一般1,200円/高校生・大学生600円で、嵐山史跡の博物館でも使えます。さらに歴史と民俗の博物館、自然の博物館、川の博物館、近代美術館の観覧料が割引になります。県内の博物館を巡るなら検討する価値があります。

特別史跡「埼玉古墳群」

博物館は特別史跡「埼玉古墳群(さきたまこふんぐん)」を含むさきたま古墳公園のなかにあり、公園の管理も担当しています。

埼玉古墳群は2020年(令和2年)3月10日に、埼玉県内で初めて国の「特別史跡」に指定されました。1938年に国史跡に指定されて以来の格上げで、令和では初、県内でも初の特別史跡です。

構成は前方後円墳8基、大型円墳1基、小円墳8基。主な古墳の規模は次のとおりです。

  • 二子山古墳:墳丘全長132.2m。武蔵国最大の前方後円墳
  • 稲荷山古墳:120.0m。金錯銘鉄剣の出土古墳
  • 鉄砲山古墳:107.6m
  • 丸墓山古墳:径105.0m・高さ17.2m(円墳)。石田三成が忍城攻めの陣を張った場所と伝わります

将軍山古墳展示館は本館とは別の施設で、将軍山古墳の内部を利用した展示施設です(1997年設置)。石室の一部、墳丘の土層剥ぎ取りパネル、馬具の複製を付けた馬の展示があり、2階には実物大の横穴式石室と埋葬時の様子が復原されています。

なお、博物館東側の旧遠藤家は安全対策のため内部への立ち入りを中止しており、縁側・入口からの見学になります。

2026年の企画展

令和8年度企画展「ヲワケの生きた時代-5世紀の北武蔵-」

  • 会期:2026年10月3日(土)〜11月23日(月・祝)
  • 休館日:月曜日(10/12、11/2、11/23は開館)、11月7日(土)臨時休館
  • 入館料:一般200円、高校生・学生100円、中学生以下無料

金錯銘鉄剣に名が刻まれた「ヲワケ」が生きた時代を、北武蔵の遺跡と出土品から描く企画展です。関連事業として、さきたま講座「鉄剣銘文の考古学-さきたま古墳群とヤマト-」が10月31日(土)13:30〜15:30に開かれます(講師:塚田良道氏/要事前申込)。学芸員による展示解説は10/11・10/25・11/8・11/22の各13:30〜14:00で、申込は不要です。

アクセスと駐車場

  • JR吹上駅(北口):朝日バス約10分「産業道路」下車、徒歩約15分(1時間3〜4便)。タクシー約15分
  • JR行田駅(東口):市内循環バス「観光拠点循環コース」約25分(150円)で「埼玉古墳公園」下車、徒歩約2分
  • 秩父鉄道 行田市駅(南口):朝日バス約8分「産業道路」下車、徒歩約20分
  • 車:東北道「加須IC」17km/「羽生IC」15km、圏央道「桶川加納IC」17km、関越道「東松山IC」18km

JR北鴻巣駅からはバスがありません(さきたま緑道経由で徒歩約1時間)ので注意してください。

駐車場はさきたま古墳公園駐車場が無料で、乗用車295台、バス33台、身障者用8台です。

同じ日に回れる場所

行田市には忍城址(行田市郷土博物館)、古代蓮の里、足袋蔵のまちなみがあります。11月14日の県民の日には行田市郷土博物館や古代蓮会館でも無料・割引が行われる年があります。

所在地:埼玉県行田市埼玉4834。お問い合わせ:048-559-1111。

埼玉県立さきたま史跡の博物館の情報

こちらは埼玉県立さきたま史跡の博物館の基本情報です。実際の情報と異なる可能性がありますので、詳しくは公式サイトなどでご確認ください。


名称 埼玉県立さきたま史跡の博物館
読み方 さいたまけんりつさきたましせきのはくぶつかん
所在地 埼玉県行田市埼玉4834
電話番号 048-559-1111
営業時間 <7・8月以外> 9:00〜16:30 <7・8月のみ> 9:00〜17:00
定休日 ・月曜日(祝日又は振替休日、県民の日、ゴールデンウィーク中の場合は開館) ・年末年始
アクセス

電車・最寄駅

・JR高崎線「吹上駅」下車 朝日バス佐間経由行田車庫行き「産業道路」下車徒歩約15分 ・JR高崎線「行田駅」下車 市内循環バス「埼玉古墳公園前」下車すぐ


車でのアクセス

東北自動車道「羽生」ICより約35分

048-559-1111
駐車場 あり(1台)
公式 埼玉県立さきたま史跡の博物館のオフィシャル(公式)サイト
バリアフリー
備考 【重要】タイトルの【休館】は削除しました。改修休館は2023年9月〜2024年3月末で、2024年4月2日に再開済みです。ただし2026年11月7日(土)は館内行事のため臨時休館。休館日は「月曜(祝日・振替休日・県民の日を除く)」で、単に月曜休と書くと不正確です。埼玉古墳群は2020年3月10日に県内初の特別史跡に指定されました。


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