越谷アリタキ植物園(越谷市)ラクウショウが色づく街なかの樹木園
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越谷アリタキ植物園は、越谷市越ヶ谷の久伊豆神社に隣接する樹木園です。個人が半世紀以上かけて育てた「アリタキアーボレータム」を市が引き継ぎ、2010年10月に開園しました。面積は約9,000平方メートル。暖温帯性の樹木を中心に約300種・約900本が植えられています。
ひとりの生物教師が育てた園
この園をつくったのは有瀧龍雄氏(1904-2001)です。千葉県立高等園芸学校を卒業し、埼玉県立越ヶ谷高等学校で生物を教えながら、日本植物園協会や園芸文化協会の役員、越谷市文化財調査委員会の委員長を務めた方でした。松花園として1898年に始まった敷地が1927年に拡張され、2002年に市へ遺贈されて現在の姿になりました。市街地のなかにこれだけの樹種が集まっているのは、この経緯があってのことです。
秋の見どころ
園を代表する木がラクウショウ(落羽松)です。北米原産の落葉針葉樹で、越谷市の指定天然記念物になっています。落葉針葉樹なので晩秋に葉が褐色から赤褐色に色づき、細かい葉が散っていきます。針葉樹が色づいて落ちるという、見慣れない秋の姿が見られます。
ほかに幹周り4mを超えるシナサワグルミの巨樹、多くの品種のツバキがあります。ツバキは秋から冬にかけて咲き始めるものがあり、紅葉と重なる時期があります。
越谷市から紅葉の見頃の公式発表はありません。県南の平地なので、色づきは11月下旬から12月上旬にかけてが目安です。
日曜のボランティアガイド
毎週日曜の10:30と13:30から、ボランティアガイドによる案内があります。所要は約1時間で無料です。熱中症対策のため7月から9月は休止しているので、10月から再開する秋がガイドを利用しやすい季節です。約300種の樹木がある園なので、解説を聞きながら回ると見え方が変わります。団体は日曜以外も相談できます(越谷市公園緑地課)。
利用案内
- 入園料:大人100円/小・中学生30円/小学校就学前 無料(障害者手帳持参で減額)
- 開園時間:4月〜9月 9:00〜17:00/10月〜3月 9:00〜16:00(入園は閉園30分前まで)
- 休園日:月曜日(祝日の場合は翌日)、12月29日〜1月4日、荒天時
園内での飲食は禁止です(水分補給を除く)。ペット、喫煙・火気、園路から外れる行為も認められていません。お弁当を持って一日過ごす、という使い方はできない園なので、短時間の見学として計画してください。
アクセスと駐車場
- 東武伊勢崎線「越谷駅」東口から徒歩約20分(約1.7km)
- 東武伊勢崎線「北越谷駅」東口から徒歩約20分(約1.7km)
- バス:越谷駅東口から「久伊豆神社前」下車、徒歩約6分/北越谷駅東口から「久伊豆神社入口」下車、徒歩約5分
越谷市は「久伊豆神社に隣接しています。駐車場あり」と案内していますが、台数や料金は公表されていません。車で行く場合は事前に確認してください。
隣の久伊豆神社とあわせて
久伊豆神社は植物園のすぐ隣です。埼玉県指定天然記念物の藤で知られる神社で、境内は広く、紅葉の時期も静かに歩けます。植物園の見学が1時間ほどなので、神社と合わせて半日の行程になります。
所在地:埼玉県越谷市越ヶ谷2563-1。お問い合わせ:越谷市公園緑地課。
