
玉淀ダムは寄居町の荒川に築かれたダムで、堰き止めてできた湖が玉淀湖です。埼玉県の公式観光サイトは玉淀湖について「水の透明度が高いと言われ、周囲が森に囲まれた静かな湖」「寄居の紅葉の名所の一つです」と紹介しています。
まず、「玉淀」との違いを整理します
寄居町には「玉淀」という名の付く場所が複数あり、混同されがちです。
- 名勝「玉淀」:昭和10年に埼玉県指定名勝となった荒川の景勝地。「玉のように美しい水の淀み」が名前の由来で、田山花袋が紀行文『秩父の山裾』で激賞しました。寄居駅から玉淀河原まで徒歩約10分。桜並木があり、鮎の釣り場としても知られます
- 玉淀ダム・玉淀湖:昭和39年(1964年)完成のダムとその人造湖。寄居町末野地内にあり、名勝「玉淀」とは別の場所です
また、毎年8月第1土曜に開かれる寄居玉淀水天宮祭(約5,000発の花火、舟山車、「関東一の水祭り」)の会場は玉淀河原であって、ダムや湖ではありません。夏の行事なので紅葉とは無関係です。
ダムの姿
玉淀ダムは埼玉県が建設した重力式コンクリートダムで、堤高32m、ゲートは6門あります。目的はかんがいと発電で、洪水調節の機能はありません(洪水時はゲートを開放してそのまま流下させます)。
現在の管理者は東京発電株式会社です。平成19年度まで埼玉県企業局が発電事業を行っていましたが、2008年に売却されました。玉淀発電所の出力は4,300kW。荒川中部土地改良区が左岸の取水口から水を取り、深谷市櫛引地区など38平方キロメートル余りの農地へ供給しています。
ダムカードは東京発電株式会社の玉淀事務所(寄居町大字末野1441-1)で、9:00〜17:00に土日祝を含めて無人受付で配布されています。ただしこの案内は数年前のものなので、確実に入手したい場合は事前に確認してください(048-581-1133)。
ダムの天端を歩いて渡れるかどうかについては、管理者・埼玉県のいずれからも公式な案内がありません。現地の表示に従ってください。
紅葉の眺め方
玉淀湖の紅葉の見頃と樹種は公表されていません。寄居町の山あいは例年11月中旬から下旬にかけて色づきます。
眺望のポイントは2つ挙げられています。折原橋からは上流側に玉淀ダムと末野大橋(皆野寄居バイパス)が見え、葉暮橋からは玉淀湖が見渡せます。湖の周囲は森に囲まれており、上流には長瀞渓谷が続きます。この一帯は国指定名勝および天然記念物、埼玉県立長瀞玉淀自然公園の区域です。
紅葉のライトアップやイベントは行われていません。
アクセスと設備
埼玉県は玉淀ダムについて「駐車場、トイレ:あり」としています。台数は公表されていません。入場は無料で、散策自由です。
放流などダムの運用管理については、管理者である東京発電株式会社への問い合わせとなります。
同じ日に回れる場所
- 夫婦滝:風布川が玉淀湖に合流する手前にある落差約3mの2条の滝。紅葉の名所です
- 風布・小林みかん山:10月20日から12月中旬、入園料800円で試食自由。紅葉の時期と重なります
- 鉢形城跡:国指定史跡。荒川と深沢川に挟まれた断崖の上の城跡
- 名勝玉淀・玉淀河原、かわせみ河原:寄居駅から徒歩圏
- 円良田湖:周囲4.3kmの散策コース
なお、近くの埼玉県立川の博物館(かわはく)は2026年8月10日から当面の間休館しています。周辺スポットとして計画に入れる場合は事前に確認してください。
所在地:埼玉県大里郡寄居町大字末野地内ほか。入場無料。お問い合わせ:寄居町観光協会 048-581-3012。
玉淀湖の情報
こちらは玉淀湖の基本情報です。実際の情報と異なる可能性がありますので、詳しくは公式サイトなどでご確認ください。
| 名称 | 玉淀湖 |
| 読み方 | たまよどだむ・たまよどこ |
| 所在地 | 埼玉県寄居町末野ほか |
| 電話番号 | 048-581-3012(寄居町観光協会) |
| 営業時間 | 常時開放 |
| 定休日 | なし |
| アクセス | 電車・最寄駅 JR八高線・東武東上線・秩父鉄道「寄居駅」下車 徒歩約15分 車でのアクセス 「皆野寄居」バイパスより約10分 048-581-3012(寄居町観光協会) |
| 駐車場 | なし | 公式 | 玉淀湖のオフィシャル(公式)サイト |
| バリアフリー | |
| 備考 | 【重要】名勝「玉淀」(寄居駅徒歩10分の玉淀河原)と「玉淀ダム・玉淀湖」(末野地内)は別の場所です。水天宮祭の会場は玉淀河原で、8月第1土曜の夏祭りなので紅葉記事に混ぜないでください。天端の歩行可否は公式未確認のため断定していません。埼玉県立川の博物館は2026年8月10日から当面休館。 |


