蛙印染色工芸は八潮市にある藍染の工房です。八潮は江戸期から染色が盛んな土地で、その伝統を今に伝えています。

「灰汁発酵建て」という技法

この工房のいちばんの特徴は、染め方にあります。「灰汁発酵建て(あくはっこうだて)」という、江戸期から続く技法を守っています。

270リットルの樽に藍を半俵、そこへ灰汁、日本酒、ふすま、石灰を加えて発酵させます。化学薬品はいっさい使いません。この技法が残っているのは業界全体の数%程度とされており、それだけ手間と管理が難しいということです。

重ね染めによって生まれる深い藍は、太陽光の下で紫を帯びて見えます。特に濃く染めた「とめ紺」は紫色にきらきらと輝き、工房は「化学藍では決して表現できない色」だとしています。

天然藍には防虫・消臭・殺菌の効果があり、色素を出し切ったあとの「すくも」は肥料として土に還ります。染めて終わりではなく、循環するところまでが伝統の技法です。

藍染体験

工房では藍染体験ができます。ただし本格的な内容なので、気軽に立ち寄れるものではありません。

  • 半日コース 5,500円:輪ゴムや割り箸を使った絞り染め。仕上がりは中色程度
  • 1日コース 11,000円:絞りや板締め。中色〜中濃色
  • 追加アイテム:ハンカチ1,100円〜/手拭い2,200円〜/ショール7,700円〜/Tシャツ11,000円〜
  • 時間:午前 9:30〜11:30頃/午後 13:30〜15:30頃/1日 9:30〜16:00頃
  • 予約は希望日の1か月前まで(電話またはお問合せフォームで、コース名と人数を伝えます)
  • 支払いは現金のみ

汚れても差し支えない服装で参加してください。

工場見学

藍の染色工程を実際に見学できる工場見学も行われています。無料ですが要予約で、対象は小学4年生以上が推奨されています。土曜・日曜・祝日、お盆、年末年始は休みです。予約の窓口については、工房または八潮市の観光窓口に確認してください。

年2回の「藍染め展」

春と秋の年2回、藍染め展が開かれます。この期間は予約不要で入場でき、ハンカチ、ショール、Tシャツ、風呂敷などが並びます(体験の受付は15:00まで)。2026年春は4月に開催されました。

体験の予約を取らずに作品を見たい場合は、この機会が狙い目です。開催時期は工房の告知で確認してください。

オンラインショップもあるので、遠方からでも購入できます。

アクセス

  • 東武スカイツリーライン「草加駅」またはつくばエクスプレス「八潮駅」からバス「宮代橋」下車すぐ
  • 草加駅から徒歩約30分

駐車場については情報が定まっていないため、車で行く場合は事前に確認してください。

同じ日に回れる場所

八潮市には同じく染色業の工場見学を受け入れている事業所があり、染めの町としての歴史をたどれます。八條親水公園、中川やしおフラワーパークも市内です。

所在地:埼玉県八潮市柳之宮84。お問い合わせ:048-996-4075。

蛙印染色工芸(株)の情報

こちらは蛙印染色工芸(株)の基本情報です。実際の情報と異なる可能性がありますので、詳しくは公式サイトなどでご確認ください。


名称 蛙印染色工芸(株)
読み方 かえるじるしせんしょくこうげい
所在地 埼玉県八潮市柳之宮84
電話番号 048-996-4075
営業時間 <受入時間> 9:00〜17:00
定休日 日、祝
アクセス

電車・最寄駅

東武伊勢崎線草加駅からバスで「宮代橋」下車すぐ、つくばエクスプレス八潮駅からバスで「宮代橋」下車すぐ


車でのアクセス

048-996-4075
駐車場 なし
公式 蛙印染色工芸(株)のオフィシャル(公式)サイト
バリアフリー
備考 【重要】2019年ラグビーW杯・2021年東京五輪への言及は公式サイトにも県公式観光サイトにもなく、7年前の話なので削除しました。訴求は「灰汁発酵建て」(業界の数%しか残っていない技法)に切り替えています。「ジャパンブルー」は公式の自称ではないため使っていません。駐車場は情報が矛盾するため書いていません。


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