妻沼聖天山(めぬましょうでんざん)歓喜院は、熊谷市妻沼にある寺です。日本三大聖天のひとつに数えられ、縁結びの信仰で知られています。そして何より、本殿(歓喜院聖天堂)が国宝という点で、埼玉県の建築のなかでも別格の存在です。
国宝の本殿を見る
本殿の歓喜院聖天堂は平成24年(2012年)7月9日に国宝指定されました。江戸時代中期の1760年に再建されたもので、奥殿・中殿・拝殿からなる権現造です。
この建物の見どころは彫刻です。壁面が極彩色の装飾彫刻で埋め尽くされており、日光東照宮と同じ流れをくむ江戸中期の職人技が凝縮されています。地方の寺にこれだけの装飾建築が残っている例は多くありません。
- 拝観料:1人700円(30人以上の団体は1人630円・要予約)
- 受付時間:平日 10:00〜15:00/土日祝 9:30〜16:00
- 拝観時間:平日 10:00〜15:30/土日祝 9:30〜16:30
- 定休日:なし(境内は無料・自由に入れます)
お子さんの料金については案内に幅があるため、事前に確認してください。建物や彫刻に触れたり傷つけたりしないこと。撮影は可能です。
無料のガイドが1日7回
この寺の良いところは、ボランティアガイドが無料で付くことです。1日7回、1回約30分。
- 平日:11時・12時・13時・14時
- 土日祝:10時・11時・12時・13時・14時・15時
彫刻には一つひとつ意味があり、説明を聞くかどうかで見え方がまったく変わります。ガイドのいない時間帯は音声ガイドになります(11月から3月までは16時の回も音声ガイドです)。15人以上の団体は2週間前までに専属ガイドを予約できます。
貴惣門も重要文化財です
参道の1番目の門である貴惣門(きそうもん)は、平成14年に国の重要文化財に指定されました。3つの屋根の破風からなるのが特色で、この様式は日本に4棟しか現存せず、規模の大きさなどで全国に例がないとされています。右に毘沙門天、左に持国天の二天王像が邪鬼を踏んで立っています。
仁王門は国登録有形文化財。1658年の創立と伝わり、明治24年の台風で倒壊したのち、明治27年に再建されました。ほかに国指定重要文化財の御正体錫杖頭(秘仏)があります。
秋の参拝について
妻沼聖天山について、紅葉の名所としての公式な案内は見つかりませんでした。見頃や樹種の発表もありません。紅葉を目的に行く場所というより、秋の澄んだ空気のなかで国宝建築をじっくり見る場所と考えてください。彫刻は日差しの角度で陰影の出方が変わるので、光が低くなる秋から冬は実は見応えのある季節です。
秋には妻沼聖天山秋季例大祭の付祭行事があり、山車・神輿と相撲、大護摩・火渡りが行われます。日程は年により変わるため、熊谷市の案内で確認してください。
門前の名物はいなり寿司
妻沼の名物がいなり寿司です。細長い形が特徴で、江戸時代からの食文化として「100年フード」にも選定されています。門前には聖天寿しをはじめ老舗が並んでいます。参拝の前後にどうぞ(各店の営業時間・定休日は個別にご確認ください)。
アクセス
- 電車+バス:JR「熊谷駅」から朝日バス約30分(「太田駅」「西小泉駅」「妻沼聖天前」行き)、「妻沼聖天前」下車 徒歩1分
- 東武「太田駅」から朝日バス約20分(熊谷駅行き)、「妻沼聖天山前」下車 徒歩1分
- 車:関越自動車道「東松山IC」「花園IC」から約45分/東北道「羽生IC」「館林IC」から約45分/北関東道「太田桐生IC」から約40分
駐車場は無料・約300台(境内駐車場とめぬま観光駐車場、終日利用可)。大型バスも数台停められます。
月例の行事
朝参り読経会(毎月1日・15日・18日、10月からは5:00〜6:00)、夕勤行会(毎月8日 17:30〜/17:30以降は入堂できません)、写経会(15:00/18:00、1人400円)が行われています。実施状況は事前に確認してください。
所在地:埼玉県熊谷市妻沼1511。境内は無料。お問い合わせ:048-588-1644(受付9:00〜16:00)。
妻沼聖天山の情報
こちらは妻沼聖天山の基本情報です。実際の情報と異なる可能性がありますので、詳しくは公式サイトなどでご確認ください。
| 名称 | 妻沼聖天山 |
| 読み方 | めぬましょうでんざん |
| 所在地 | 埼玉県熊谷市妻沼1627 |
| 電話番号 | 048-588-1644 |
| 営業時間 | 9:00〜17:00 |
| 定休日 | 無休 |
| アクセス | 電車・最寄駅 JR高崎線「熊谷駅」下車 朝日バス「太田駅」「西小泉駅」「妻沼聖天前」行き「聖天前」よりすぐ 車でのアクセス 関越自動車道「花園」ICから国道140号を熊谷方面へ、その後407号登戸交差点より市街地方面へ 048-588-1644 |
| 駐車場 | 公式 | 妻沼聖天山のオフィシャル(公式)サイト |
| バリアフリー | |
| 備考 | 【重要】妻沼聖天山を「紅葉の名所」とする公式情報は見つかりませんでした(寺公式・熊谷市・熊谷観光局・県公式のいずれにも記載なし、紅葉名所リストにも未掲載)。そのため紅葉タグは付けず、国宝建築と秋の参拝という切り口にしています。中学生以下の料金は寺公式と熊谷市で表記が異なるため要確認。 |


