橋立鍾乳洞(はしだてしょうにゅうどう)は秩父市上影森にある鍾乳洞です。秩父札所28番・石龍山橋立堂の境内にあり、背後にそびえる高さ約40mの石灰岩の大岩壁の下に入口があります。国の天然記念物に指定されたのは昭和11年(1936年)です。
「下って上る」珍しい縦穴の洞
この鍾乳洞の最大の特徴は形です。全国的にも珍しい縦穴(竪穴)型の観光洞で、入口から地下へ下り、最深部から登って別の出口に抜ける構造になっています。全長は約130〜140m。
3分の2以上が縦穴のため、上りの階段がずっと続きます。高低差はおよそ33mとされ、最初は中腰で進む狭い箇所があり、足元も滑りやすくなっています。所要時間は10分から20分ほどですが、体力の要る見学です。
ヘルメットの貸出があります。荷物は少なめにして、歩きやすい靴で入ってください。ベビーカーや車椅子での見学はできません。小さなお子さんや体力に不安のある方は、無理をしないでください。大型バスも進入できません。
営業期間と料金
- 営業期間:3月1日〜12月上旬(12月上旬から2月末は冬季休業)
- 営業時間:8:00〜16:30(資料により表記が異なるため、受付終了時刻は事前確認をおすすめします)
- 拝観料:大人200円/小人100円(30名以上の団体割引あり)
冬は閉まっています。札所28番も冬期(12月第2月曜〜2月末日)は27番大渕寺での納経対応になるため、鍾乳洞の休業と連動しています。紅葉の時期はぎりぎり営業期間内です。
札所28番 橋立堂
鍾乳洞は橋立堂の境内にあり、「胎内くぐりの霊場」とされてきました。橋立堂は馬頭観世音を本尊とする、秩父札所で唯一の馬頭観音の札所です。交通安全と馬の守り本尊として信仰され、境内には左甚五郎作と伝わる馬の木像を祀る「馬堂」があります。
堂の背後にそそり立つ石灰岩の大岩壁は、それ自体が見どころです。秩父市の紅葉観賞マップでは、この大岩壁と橋立堂が「浦山渓谷」エリアの紅葉スポットとして紹介されています。
アクセス
- 電車:秩父鉄道「浦山口駅」から徒歩約15分
- バス:秩父市営バス浦山線「ぬくもり号」で「鍾乳洞入口」下車(定員13人・現金のみ)
- 徒歩:札所27番大渕寺から約30分(1.2km)
- 車:県道沿いの案内に従って林道へ。道幅に注意してください
駐車場については無料と有料の両方の情報があり、台数も定まっていません。現地の表示に従ってください。
なお、国道140号の秩父陸橋が令和9年度末まで通行止めのため、車で秩父市街を通過する場合は迂回が必要です。
浦山ダムとあわせて
浦山ダム(秩父さくら湖)のうららぴあから橋立鍾乳洞までは徒歩約40分です。埼玉県のモデルコースでも、西武秩父駅から浦山ダムを見学して橋立鍾乳洞へ回る行程が紹介されています。
浦山ダムは堤体を無料のエレベーターで上がれ、資料館「うららぴあ」も入館無料です。紅葉の見頃は11月上旬から中旬。ダムの上から紅葉を見下ろし、鍾乳洞で地下に潜るという、高低差のある一日が組めます。
同じ日に回れる場所
札所27番 大渕寺(徒歩30分)、浦山歴史民俗資料館、浦山渓谷、若御子断層洞。少し足をのばせば秩父ミューズパークのイチョウ並木(見頃10月下旬〜11月上旬)もあります。
所在地:埼玉県秩父市上影森708。お問い合わせ:0494-24-5399。
橋立鍾乳洞の情報
こちらは橋立鍾乳洞の基本情報です。実際の情報と異なる可能性がありますので、詳しくは公式サイトなどでご確認ください。
| 名称 | 橋立鍾乳洞 |
| 読み方 | はしだてしょうにゅうどう |
| 所在地 | 埼玉県秩父市上影森677 |
| 電話番号 | 0494-24-5399(秩父札所28番 橋立堂) |
| 営業時間 | 8:00〜17:00 |
| 定休日 | 12月上旬〜2月末日 |
| アクセス | 電車・最寄駅 秩父鉄道「浦山口駅」下車 徒歩約15分 車でのアクセス 関越自動車道「花園」ICより約55分 0494-24-5399(秩父札所28番 橋立堂) |
| 駐車場 | 公式 | 橋立鍾乳洞のオフィシャル(公式)サイト |
| バリアフリー | |
| 備考 | 営業時間は8:00〜16:30/8:00〜17:00/8:30〜16:30の3説があるため幅を持たせています。駐車場も無料20台説と有料30台300円説があるため断定していません。3月1日〜12月上旬の営業で冬季休業のため、冬の記事に流用しないでください。 |


