熊谷うちわ祭は、7月20日、21日、22日までの3日間行われる八坂神社例大祭の祭りです。熊谷市の八坂神社は、文禄年間に京都八坂神社を勧請し、現在鎌倉町の地にある愛宕神社に合祀されたもので、京都八坂神社の末社にあたります。12台の山車・屋台が熊谷囃子とともに市街地を巡行する様子は、その絢爛豪華さから関東一の祇園祭と称されています。
熊谷うちわ祭の山車(だし)
熊谷うちわ祭の山車は、人形の据えられた3層構造の江戸型山車に、少し改良が加えられた熊谷型山車です。この熊谷型山車や屋台の一番の特徴は、舵のきく三輪式台車を持っていることです。三輪式台車は、今のように広い道ではなく狭い道幅だった頃、「引き合わせ叩き合い」などでの微妙で素早い旋回を可能にするための、先人たちの知恵の結晶です。
うちわ祭りの名前の由来
赤い色が厄除けになるという理由から、熊谷でも各家で赤飯を炊いて親戚などに配っていました。「熊谷の赤飯振る舞い」は祭りの名物になっていきました。
しかし、ある年、泉屋横町にあった料亭「泉州」の5代目主人が思いついて、当時、生活必需品だったうちわを配るようにしたそうです。
うちわといっても日本橋の老舗「伊場仙」製ということもあって、これが評判を呼んだそうです。その後、各商店でも買い物客や取引先の商人には、赤飯の代わりにうちわを出すようになり、熊谷うちわ祭りになったという由来があるそうです。
熊谷うちわ祭の情報
こちらは熊谷うちわ祭の基本情報です。実際の情報と異なる可能性がありますので、詳しくは公式サイトなどでご確認ください。
名称 | 熊谷うちわ祭 |
読み方 | くまがやうちわまつり |
所在地 | 埼玉県熊谷市 |
電話番号 | 048-527-0002(熊谷うちわ祭協賛会事務局) |
営業時間 | 例年7月20日〜22日 |
定休日 | - |
アクセス | 電車・最寄駅 JR高崎線「熊谷駅」北口下車 徒歩約5分 車でのアクセス 関越自動車道「東松山」ICより約20分 048-527-0002(熊谷うちわ祭協賛会事務局) |
駐車場 | 公式 | 熊谷うちわ祭のオフィシャル(公式)サイト |
バリアフリー | |
備考 | - |